ホラショビツェ(Holašovice)村とは?
ホラショビツェ(Holašovice)は、チェコ南ボヘミア地方に位置する小さな世界遺産の村です。
「映画のセットのよう」「可愛らしいおもちゃのような町並み」などと言われることが多いこの村は、歩いて15分くらいで一周できてしまう程の小さな村です。
現在は、140人程度の人が暮らしているそうです。
チェコへの旅の計画中、「地球の歩き方」で紹介されていたホラショビツェ村にどうしても行きたくなり、少し行きにくい場所ではありましたが、立ち寄ることに決めました。
ホラショヴィツェの地図がこちら
プラハの南、チェスキークルムロフの北側にあります。
ホラショビツェ【公式サイト】
Oficiální web obce Holašovice
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↑チェコ語のサイトです。日本語に翻訳する方法は、「海外サイトを日本語に翻訳する方法」を参照ください。
チェスケー・ブジェヨヴィツェから、バスでホラショビツェ村へ
ホラショビツェ村には、東に15kmほど離れた「チェスケー・ブジェヨヴィツェ(České Budějovice)」から、バスで行くことができます。
旅の工程
・プラハ→チェスケー・ブジェヨビツェ:鉄道
・チェスケー・ブジェヨビツェ→ホラショビツェ:バス
チェスケー・ブジェヨヴィツェのインフォメーションに行くと、ホラショビツェに行けるバスの時刻表をもらうことができました。
チェコ語の時刻表が全く読めずに困っていると、インフォメーションのお姉さんが、運行するバスに○を付けてくれました。
平日と休日で、時間が違うようです。(時刻表下の凡例で判断するようなのですが、全く分かりませんでした。)
上段:チェスケー・ブジェヨヴィツェ → ホラショビツェ
下段:ホラショビツェ → チェスケー・ブジェヨヴィツェ
私が旅した日のバスは、帰りの最終バスがお昼の12:50発。かなり早いです。
そして、行きのバスは6:25と11:00発のみ。6:25発だとさすがに早すぎるし、朝 起きれる自信もないので11:00で行くことにしました。
チェスケー・ブジェヨヴィツェ → ホラショビツェはバスで約20分程度。よって、ホラショビツェの滞在時間は、1時間半といったところでしょうか。
帰りのバスを逃したら帰って来れないので、無事に行って帰って来れるか、少しドキドキします。
ホラショビツェ村には、宿泊施設はありません。
チェスケー・ブジェヨヴィツェで、帰りのバスの時間を必ずチェックしておいてください!
チェスケー・ブディェヨヴィツェのバスターミナル
次の日、11時のバスに乗るために、バス停へ向かいます。
私が行ったときは、おそらくバスターミナルが工事中というか仮設?のような雰囲気でした。
(調べてみると、今はもっと立派なバスターミナルがある模様です。古い情報ですみません。)
ホラショヴィツェ村に到着
ボヘミアの田舎道をバスで進むと、ホラショビツェ村に到着しました。
村の中心には礼拝堂と広場、池があり、それを取りを囲むように愛らしい家々が並んでいます。
まるでおとぎ話に出てくる絵本の世界のようでした。
観光客らしき人は、誰ひとりおらず、部外者は多分私ひとり。
私が行った時は、空いているお店もなく、ただただ静かな集落といった感じでした。
お昼ご飯が売っているような売店もなかったので、飲み物などは持参してくださいね。
ガイドブックを見ると、レストランもあるようなのですが、私が行った時には空いていませんでした。
私が訪れたときは、建物の修復作業が行われていました。
おじさんたちがつなぎを着て、外壁を塗り直しているのでしょうか。
皆さんの手で美しい町並みを守り続けていらっしゃることが、本当に素敵だなと感じます。
南ボヘミア風 バロック建築
ホラショビツェの家々は外壁がパステルカラーに塗られており、ファザード部分には植物などをモチーフにした素敵なレリーフが施されています。
バロック、ロココ、クラシック全ての要素が取り入れられた、この地方独特の建築様式です。
ホラショビツェは、伝統的なスタイルが完全に保存されているとして、ユネスコの世界遺産に登録されたとのこと。
住民の方たちは、この美しい家を保ちながら、主に農業を営んで暮らしているそうです。
ホラショビツェ村の外を散歩してみた
時間もあるので、村の外も散歩してみることにしました。
村の外側には、見渡すがぎり牧草地帯が広がっていました。
牧草が巻き取られている様子は、日本ではほとんど見かけることがない景色で、まるでヨーロッパが舞台のアニメの世界にいるようでした。
歩くことが好きな方なら、帰りのバスまでのんびりお散歩すると、素敵な時間が過ごせると思いますよ。
帰りのバスを逃したら大変なので、バスの時間だけは気をつけてくださいね。
私は、ぼーっとしてたらバスに乗り遅れそうになり、出発したバスの後ろを走って追いかけて乗せてもらいました・・・。