オルチャ渓谷をのんびりお散歩

カステッロ通りから、オルチャ渓谷を一望できます。

ドゥオーモ（大聖堂）左手の横の細い道を進み、さらに左側に連なる家の外壁沿いを歩いていくと「カステッロ通り（Via del Castello）」（地図はこちら）に出ます。
ここから、ピエンツァの南側に広がるオルチャ渓谷を見渡すことができます。

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ここからの景色は、写真以上に本当に素晴らしいです。
もう一度行きたいと思う場所です。

カステッロ通りは、ピウス2世広場から歩いて２分。ここからオルチャ渓谷を一望できます。

ピエンツァから、モンテキエッロに続く道

丘陵と糸杉の合間を歩く

この景色を眺めていたら、実際に散歩してみたくなりました。
ピエンツァ旧市街の東側の玄関口であるチーリオ門（Ciglio）から町を出て、モンテキエッロに続く道を歩いてみました。

アグリツーリズモがたくさん

ピエンツァ周辺には、アグリツーリズモができる宿がたくさんあります。
私は経験したことはありませんが、一度泊まってみたいです。

アグリツーリズモとは？
イタリア語の【アグリクルトゥーラ（農業）】と【ツーリズモ（観光）】を組み合わせた造語。
農家が営む民泊のような感じで、田舎でのんびり、その土地の食事や文化交流を楽しむことができます。
オーナーさんと触れ合えたり、家庭料理をいただけたりと、トスカーナのことをより深く知ることができそうです。

fumi

次、トスカーナを訪れる時はぜひ泊まってみたい。

オルチャ渓谷のぶどう畑とワイン

オルチャ渓谷を歩くと、美しいぶどう畑が広がっています。

オルチャ渓谷は（Val d'Orcia）は、土壌・気候とも高品質なワイン生産に非常に適しています。
特に「サンジョヴェーゼ種」のブドウを使ったワインが有名で、世界的に評価の高いワインも生産されているそうです。

オルチャ渓谷のワインが美味しい理由を調べてみました。

①土壌の多様性
オルチャ渓谷の土壌は石灰質、粘土質、砂質などが含まれていてとても多様な性質が入り混じっているそうで、この土壌の多様性が、ブドウに豊かな風味をもたらすそうです。

②温暖な気候気候
オルチャ渓谷は温暖な気候で「日中は暖かく夜間は涼しい」というワイン作りに理想的な条件が揃っています。
この気温の変動が、ブドウに酸味と糖分のバランスを与え、高品質なワインの生産を可能にしているそうです。

③高い標高
オルチャ渓谷は標高が比較的高く、高地で栽培されたブドウは、風味が凝縮されて酸味が高くなる傾向があります。

④豊富な日照量がある
オルチャ渓谷は豊富な日照量に恵まれており、この充分な日当たり量が、ブドウの糖度を高めて風味豊かなワインにしてくれるそうです。

⑤ワイン作りの歴史と伝統が受け継がれている
オルチャ渓谷は長いワイン生産の歴史を持ち、地域のワイン生産者の方々は、代々受け継がれてきた技術と知識を持っています。この伝統が、地域のワインの品質が高い理由の一つだそうです。

ワイナリー「FABBRICA PIENZA（ファッブリカ・ピエンツァ）」

ピエンツァから車で15分程度の場所に、「FABBRICA PIENZA」というワイナリーがあります。

トスカーナの主要なブドウ品種である「サンジョヴェーゼ」を中心に、赤ワイン、白ワイン、ロゼワインなど、幅広いラインナップのワインを生産しています。

ファッブリカ・ビアンカのワインを取り寄せて飲んでみました！

オルチャ渓谷のぶどうで作られたワインをどうしても飲みたくて、購入して飲んでみました！

オレンジ寄りの綺麗なピンク色。

ロゼワインを初めて飲みましたが、フルーティーでとっても読みやすかったです。

ピエンツァを思い浮かべながらいただきました。