リオマッジョーレからマナローラに列車で向かいます
海沿いの「愛の小道」を散歩してマナローラへ向かいたかったけれど、
閉鎖中だったので、列車で向かうことにしました。
駅に着くと、私のようにリオマッジョーレから他の町を目指す人たちでホームはいっぱい。
レヴァント行きの列車でひと駅乗って、隣町のマナローラに向かいます!
いちいち切符を買わなくていいから、「チンクエテッレカード」は本当に便利でした。チンクエテッレカードについては、こちらでご紹介しています!
マナローラ駅に到着
時間帯がお昼に近づいてきたこともあってか、駅ホームはかなり混雑していました。
リオマッジョーレよりも観光客が多い印象です。
駅のホームから海がすぐそこに見えて、とっても美しいです。
マナローラの町を歩きます
マナローラの駅から集落までは、トンネルを徒歩で抜けます。
トンネルの写真を撮影しそびれてしまったのですが、明るい地下道という印象です。
観光客で人通りも多かったように思います。
トンネルを抜けると、集落が見えてきます。
マナローラでランチ
小腹が空いたので、少し早めのランチにすることにしました。
気軽に食べられそうなフォカッチャ屋さんで、休憩がてら軽く食事。
イタリアの食事って、どこに行ってもチーズが特に美味しい!
何気なくトッピングされているのだけれど、濃厚かつ風味豊かで、本当に最高です。
マナローラの猫さん
山側に向けて、坂を上っていきます。
坂の上に教会がありました。みんなをここから見守っているようです。
山の急斜面に広がる、ブドウ畑。
チンクエテッレは、ワインの名産地としても有名です。
崖の岩場を切り開いて造られた段々畑には、ブドウ畑が広がっています。
長い年月をかけて、住民の方たちが土地を開拓してきたそうです。
もともと岩場であるため、決して土地が肥沃とは言えないチンクエテッレの村々。
そんな痩せた土地でも栽培に成功したのが、ブドウだったそうです。
しかも、土壌は岩を砕いた時にできた「砂」だというから本当に驚きです。
厳しい環境の中で生きるすべを築き上げ、こんなに美しい町ができたなんて本当にすごい!
海岸には、船が並んでいました
海側に向けて坂を下りていくと、海につながる階段が続いていました。
チンクエテッレに鉄道が開通したのは、1800年代の後半で、
それまでは、隣村には船で行き来していたそうです。
この港から出港する船が、唯一の移動手段だったんですね。
この景色を見ながら、生涯 海と共にあるマナローラの人々の暮らしに、思いを馳せました。
マナローラは、美しく活気があって、本当に魅力的な村でした。
私は、フィレンツェからの日帰り旅行でしたが、
「できればこの村で1泊したい!」
村を出るときにそう思いました。
時間のある方は、ぜひ1泊することをお勧めします。
他の村へも、余裕を持って周遊できると思います!
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